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4R

4Rとは?

2020年7月よりレジ袋の有料化が始まり、日本でも、プラスチック等のごみ減量への取り組みが見られるようになってきました。 マイバックの活用でプラスチックごみを減らしたり、再利用を心がけたり、資源を守ることへの取り組みが身近になってきた方も多いのではないでしょうか。 近年深刻化する海洋プラスチック問題や、廃棄物問題、天然資源の枯渇等、誰もが環境問題へ目を向け、行動していけるよう、社会全体で推進していくことが必要です。 今回は、循環型社会を目指すための新たなキーワードとして、「4R」について解説していきます。

4Rとは?意味を解説

「4R(フォーアール)」とは、大量廃棄社会から循環型社会への転換が求められる中で、ごみの減量やリサイクルの促進へ向けて定式化された行動目標を表す標語である「3R」=(Reduce(リデュース)+Reuse(リユース)+Recycle(リサイクル))に、「Refuse(リフューズ/断る)」を加えた4つの「R」の総称です。

ごみをどう少なくするかという視点の「3R」に対して、最初からごみを出さないようにする「4R」の考え方は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)にも繋がるもので、多くの人の行動改革が求められています。

下記では、4つのRのそれぞれの活動例について紹介します。

【4Rの活動①】Refuse(リフューズ)
リフューズとは、ごみになりそうなものを「断る」、不必要なものは買わないことで、そもそもごみを出さないという考え方です。
<具体例>
・マイ箸、マイスプーン等を持ち歩き、お弁当を購入した際の箸やスプーンを断る
・使わない小分け調味料は受け取らない
・マイタンブラーを持参し、飲み物を購入する際、使い捨てのコップを使わない
・マイバッグを携帯することで、レジ袋を使わない
・簡易包装の商品を選択し、過剰包装を断る

【4Rの活動②】Reduce(リデュース)
リデュースとは、発生するごみの量を減らすことにつながる消費活動です。リフューズのように受け取りを断るわけではありませんが、できる限りごみを出さないようにする取り組みです。
<具体例>
・シャンプーや化粧水などは、詰め替え用を購入する
・食料品は食べきれる量だけ購入する
・繰り返し使える製品、修理できる商品を選ぶ

【4Rの活動③】Reuse(リユース)
リユースとは、使わなくなったものを捨てたり買い替えたりするのを避け、修理したり誰かに譲ったりして繰り返し使う取り組みです。ものを長く使い続けることで、ごみ量の削減につながるのです。
<具体例>
・電化製品や家具、おもちゃ、洋服などは、修理や再利用してできるだけ長く使う
・ビールびんなど、回収・洗浄後に再び中身を補充して使用できる容器入りの商品を選ぶ
・フリマやリサイクルショップを積極的に利用する

【4Rの活動④】Recycle(リサイクル)
リサイクルとは、製品をそのまま繰り返し使うのではなく、資源に加工したりエネルギーにしたりして再利用する取り組みを指します。
ペットボトルから衣服を作る繊維にする、読み終わった新聞や雑誌などからトイレットペーパーにする、といった再利用ができます。
<具体例>
・再生紙を活用した商品など、リサイクル製品やエコ製品を選ぶ
・リサイクルしやすい材料を使った製品を選ぶ
・コンポストなどで肥料として土にかえす
・ルールに従い、分別してごみ出しする

「3R」や「5R」との違い

「4R」は、「3R」に、Refuse(リフューズ/断る)を加えたもの、さらにもう1つの「R」= Repair(リペア/修理)を加えた考え方を「5R」と呼んでいます。

そもそも「4R」の元となった「3R」は、地球環境問題への意識が高まった1980年代頃にアメリカやカナダで生まれたと言われています。
日本では、2000年に作られた「循環型社会形成推進基本法」にて、3Rの法制化がされたことにより一般化し、2004年に行われたG8サミット(主要国首脳会議)で、循環型社会の構築を目指す「3Rイニシアティブ」を当時の小泉純一郎総理が提唱したことで広く浸透するようになりました。

さらに、2015年9月に国連サミットで採択されたSDGsの12番目の目標「つくる責任・つかう責任」の一つに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用によって2030年までに大幅に廃棄物を削減する事が掲げられています。
エシカル消費やゼロ・ウェイストなどという言葉も生まれた当時、より一歩進んだアクションを起こす概念として「Refuse(リフューズ/断る)」を加えた「4R」が世界に広まりました。

日本での3R・4R・5Rの取り組みと現状

近年、日本でも、各自治体や企業での取り組みが活発に見られるようになってきました。
環境に配慮した行動をとるための考え方を理解し、行動の指針としていくことが必要とされています。
今回は、自治体と企業それぞれの取り組み例を紹介します。(2023年1月時点

<自治体の取り組み例>

■長野県須坂市
長野県須坂(すざか)市では2013年7月から生ごみ以外の可燃ごみを入れる袋である「生ごみ出しません袋」を希望する市民に無料で配布し、ごみ排出量の削減に貢献してきました。
可燃ごみの半分を生ごみが占めているため、家の畑でコンポストにしたり、家庭用生ごみ処理機を使ったりするなどして減らせば、老朽化した清掃センターの負担を減らせると考え生み出されたアイデアです。通常の可燃ごみ袋が有料となるのに比べて、「生ごみ出しません袋」なら袋自体が無料かつ、ごみを減らせるというメリットがあります。

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「生ごみ出しません」袋(須坂市地球温暖化防止推進協議会サイトより)

■千葉県市川市
千葉県市川市では、市民が生ごみを24時間投入できる、生ごみ専用BOXを設置し、生ごみをバイオガスの発電に使う実証実験に活用しています。

■神奈川県横浜市
神奈川県横浜市では、セブン-イレブン・ジャパンと日本財団と協働して、横浜市内のセブン-イレブンの店舗の一部に、ペットボトル回収機を設置する事業を開始しました。
回収されたペットボトルは細かく破砕され、再び飲料容器として再生されます。

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リサイクル循環のイメージ図(セブン イレブン・ジャパン)

<企業の取り組み例>

■株式会社ダスキン
お掃除道具のレンタルシステムを日本に定着させたダスキンでは、ものを大切に、くりかえし使う・みんなで使う・減らす・捨てないという発想で事業活動を展開しています。
循環型社会の形成に貢献していくために、限られた資源の有効活用に努めるとともに、ライフサイクル全体で3R(リデュース、リユース、リサイクル)を徹底し、廃棄物発生量の低減に取り組みます。

<具体例>
・モップ・マットのレンタル回収率100%
・バイオマス成分を25%配合したレジ袋を使用

年間約1億3,800万枚にもおよぶレンタル商品を回収・洗浄し、そのうちの約97%を再び商品化しています。再商品化が困難なモップやマットも単に廃棄するのではなく、セメント工場の燃料の一部として活用しています。

■株式会社ユニクロ

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大手アパレルメーカーのユニクロでは、全商品をリサイクル・リユースする取り組み「RE.UNIQLO」を進めています。
「RE.UNIQLO」は、服から服へのリサイクルだけでなく、燃料・素材へのリサイクル、支援衣料としてリユースなど、幅広いアプローチでSDGs達成へ貢献する取り組みです。
ユニクロ店舗で回収した服をリユースし、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界中のNGO・NPOとともに、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けています。また、リユースできない服は燃料や防音材として加工しリサイクルします。
最近では新たな取り組みとして、ダウン商品を皮切りに「服から服へのリサイクル」も推し進めています。

RE.UNIQLO 特設サイト
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/planet/clothes_recycling/re-uniqlo/

ダイセルの再資源化への取り組み

ダイセルグループは様々な化学製品を製造しており、廃棄物はその製造過程において発生します。例えば、エネルギーを発生させるために燃焼した個体燃料の燃え殻やばいじん、製造過程で不要となった廃液、洗浄液、製品とならなかった半端品、不良品、不要となった設備などが廃棄物として発生します。
廃棄物削減のため、資源の使用量削減、廃棄物の3Rなどによる再資源化を軸とした取り組みを推進しており、特に国内における発生量の約半分を占める燃え殻やばいじんの再資源化に積極的に取り組み、ゼロエミッションの実現を目指しています。

現在、「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」の下、省資源を含むリデュースリサイクルリユース3Rに取り組んでいます。

<主な再資源化の取り組み>

■リデュース
・インフレータの製造設備の改善:溶接やかしめの不良化率を低減させるために、製造設備の改造などを実施し、廃棄物削減に努めています。
・エンプラ:排水処理過程で生じる臭気の強い沈殿物の発生量を低減させるため、乾燥処理工程導入などを実施し、廃棄物削減に努めています。

■リユース
・輸送などで使用するパレットの再利用:リユースしやすいパレットへの変更や、パレットの一括引き取りを実施するなど、リユースに努めています。
・容器などの再利用:容器をワンウェイで使用するのではなく、洗浄などを行い、リユースに努めています。

■リサイクル
・ボイラー石炭灰のセメント原料などへのリサイクル:複数の処理業者を選定し、迅速にリサイクル処理をすることに努めています。
・金属類のリサイクル:プラント撤去などで生じる廃棄物の分別を行い、金属のリサイクルに努めています。
・インフレータのリサイクル:廃車などで回収したインフレータの火薬処理を自社で行い、金属やプラスチックを分別しリサイクルに努めています。

産業廃棄物の排出事業者として、処理業者に委託する産業廃棄物の品目許可証や処理方法などを現地確認しています。今後も継続して、リサイクルの推進や廃棄物の削減に尽力していきます。

まとめ

本記事では、循環型社会を目指すためのキーワード「4R」について解説しました。
地球規模で問題となっている廃棄物量の増加と資源の枯渇の解決に向け、自治体や個人だけではなく企業での取り組みも重要となってきています。

ダイセルグループは「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」に則り、水資源の保全、大気における環境管理、化学物質排出量削減と適正管理など、環境負荷を低減させる様々な取り組みを行っています。廃棄物削減とリサイクルについては、省資源を含む廃棄物の発生量抑制(リデュース)、再利用(リユース)および再生使用(リサイクル)の3Rをいっそう推進するとともに、循環型社会の実現に向けて取り組んでいます。
企業として循環型社会を目指すための責任を果たし、再資源化を推進していくダイセルの活動に、今後もご注目ください。

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